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執筆者の写真Pot眼鏡店の店主

眼球運動がほぼ出来ない

今日は節分でしたね。皆さんは恵方巻を食べますか?画像はむすっ子撮影のモモンガです。

大学病院と関わりのある眼鏡店で長年勤めていたおかげで、独立してもいくつかの病院から患者さんを紹介していただけているのですが、今日は遮蔽幕の処方箋を持ってご来店いただけました。

私の性格上、処方箋があるからそのまま注文を受けるのが嫌で、お客様の目の状態を理解したうえで、丁寧に、出来るだけお客様の意に沿ったメガネを提供したいので、お客様に了解を得て今日も検査をさせていただきました。


なぜ遮蔽幕になったのかを知りたかったのです。

(見るものが2重に見えるので、片眼のレンズに特殊な膜を張り隠し、幕を張らない片眼だけで見るようにします)


もちろん病歴、病院での流れを全部聞きました。そのうえでカバーテストをすると、プリズムで対処できるぐらいの目の動きだったので、謎が深まるばかり。

同伴のご家族、本人様の希望も両眼視の出来るプリズム処方だったからです。


ほとんどの検査を終えた時点ではプリズムで対処できると踏んでいたのですが、最後に眼球運動のチェックをすると、眼球が病気の後遺症なのかほぼ動かないのです。

長年この仕事をしていても、初めて見る症状でした。

正面視は複視(見るものが2重に見える)をプリズムで改善で来ても、歩きたい時に足元を見ると眼球が動かないので、たちまち複視を訴えます。


これで、処方箋の意味が判明し、本人様も同伴のご家族にも納得していただけました。

専門用語が並び理解できない方もあるかもしれませんが、お許しください。


それでは明日お会いしましょう。


Pot眼鏡店  鍋島

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